レインウェアは価格も機能もさまざまな製品があり、どれを選べばよいのか分かりにくいと感じる人も少なくありません。この記事では、機能性に優れたレインウェアの選び方やポイント、おすすめのレインウェアを解説しています。最強のレインウェアを探している人は、参考にしてください。
最強レインウェアの選び方7選
レインウェアとは、雨の日に着ることで雨風を避けるための衣服です。
レインウェアのなかには、丈が膝上まである「レインコート」、頭から被る「レインポンチョ」、ジャケットとパンツに分かれた「レインジャケット(上下セパレート)」などの種類があります。
レインウェアの7つの選び方を解説します。
1.耐水圧で選ぶ
レインウェアにもっとも大切なことは、水を弾き洋服や身体が濡れないことです。レインウェアの濡れにくさは、耐水圧で表されます。
耐水圧の数値が高いほど水が染み込まず、防水性が高いということです。耐水圧の目安は以下のとおりです。
300mm:小雨なら染み込まない
2,000mm:中雨までなら染み込まない
10,000mm:大雨でも染み込まない
20,000mm:嵐でも染み込まない
レインウェアを着て長時間外で作業する場合は、10,000mm以上の耐水圧のものを選ぶと安心です。
2.透湿性で選ぶ
透湿性とは、レインウェア内の水蒸気を外に出す度合いです。分かりやすく言えば、蒸れにくさを表す数値です。防水性が高くても透湿性が低ければ、レインウェア内の湿気が放出されずに蒸れ、汗で濡れてしまいます。
透湿性が高いほど、蒸れにくくなります。透湿性の目安は以下のとおりです。
5,000g:それなりに蒸れにくく、ウォーキングに適している
8,000g:より蒸れにくい
10,000g:蒸れにくく、長時間の運動に適している
15,000g:最大級に蒸れにくい
なお、透湿性の数値は24時間で放出される水分の量です。
3.形状で選ぶ
レインウェアの形状が、用途に合致しているか、動きやすいかも重要です。レインウェアには全身を守る上下セパレートタイプ、着脱しやすいコートタイプ、下半身もある程度守ってくれるポンチョタイプなど、さまざまなタイプがあります。
自転車やバイクに乗るときには、前が見やすくリフレクターが付いた製品が適しています。また、釣りには上下が分かれて動きやすいタイプがおすすめです。
レインウェアは、基本的に洋服やズボンの上から着るためゆとりがある製品が多いですが、ストレッチ性を持たせて見た目をスリムにしたものもあります。
4.携帯性で選ぶ
通勤や登山、キャンプに行くなどレインウェアを常に持ち運び、いざというときに備えておきたい場合は携帯性が大切です。
小さく折り畳めて、重量が軽いレインウェアを選びましょう。収納袋が付いている製品であれば、より携帯しやすくなります。
5.耐久性で選ぶ
レインウェアを着ての作業や業務の場合、耐久性が求められます。生地が擦れて破れてしまうようでは、業務には適しません。
ハードな作業をする人は、使用される生地の耐久性や、肩や膝などが強化されているかを確認しましょう。長持ちさせるには、定期的に洗濯してお手入れすることも大切です。
6.コストパフォーマンスで選ぶ
耐水圧や透湿性などの機能は、価格に比例しやすい部分です。価格が高いほど性能が高くなるケースが多いものの、必要な性能を超えることもあります。
性能がよいに越したことはありませんが、濡れる時間が短い場合は、アウトドアブランドの本格的なレインウェアまでは必要ないでしょう。用途に合わせて、必要な性能を備えた製品を選びましょう。
7.夜間の視認性で選ぶ
登山や夜間作業など暗い時間帯にレインウェアを着る人には、明るい色の製品や反射材が付いた製品がおすすめです。
周囲から見えやすく、危険性を下げてくれます。反射材が付いている場合は1箇所だけでなく、前面・背面・腕などさまざまな場所に配置された製品がおすすめです。
レインウェア選びの3つのポイント
レインウェアを選ぶ際には、防水性と撥水性との違いを理解し、素材やサイズを確認することが大切です。
1.素材を確認する
レインウェアには、さまざまな素材が使用されています。素材によって性能が異なるため、購入する際には素材を確認しましょう。
防水・透湿・撥水性をいずれも備えた素材は、防水透湿素材と呼ばれます。ゴアテックスやエントラント、ドライテックなどが有名な防水透湿素材です。水に濡れることを避けつつ、蒸れも抑えられるため、雨のなかでも快適に過ごせるでしょう。
2.サイズを確認する
レインウェアを選ぶ際には、身体に対して最適なサイズのものを選びましょう。サイズが大きすぎると雨が入って濡れてしまうため、胴や肩幅を確認することが大切です。
ただし、レインウェアを着た状態で自転車に乗ったり、アウトドアで多く動いたりする場合はワンサイズ大きめがよいでしょう。重ね着をしない夏場はぴったりサイズの製品を選び、着込む冬場には少し大きめサイズの製品を選ぶという方法もあります。
3.防水性と撥水性との違いを理解する
撥水性とは、生地の表面で水を弾く機能のことです。水分が生地に付着した際に、転がり落ちて生地を濡れにくくしてくれます。
水を通さない耐水圧・防水性と間違いやすいため、意味を理解しておきましょう。撥水効果は、使用を続けると薄れていきますが、市販の撥水スプレーを使用することで効果を回復させることができます。
おすすめのレインウェア3選
レインウェアの選び方は分かっても、どの商品を選べばよいか分からないこともあるでしょう。おすすめの3つの商品を解説します。
7700 スリーレイヤースーツ
素材に、3層裏トリコットの東レエントラントG2を採用した、高機能・多用途のレインウェアです。耐水圧は20,000mm、透湿性は8,000gと、いずれも優れている商品です。
裏地には耐久性と快適性を向上させるトリコット生地を使用しています。大雨であっても快適に過ごせるため、通勤や通学・バイク・登山・釣りなど幅広い用途に適しています。サイズ展開も豊富で、さまざまな体型の人にフィットするでしょう。
7572 4WAYストレッチシールドEX
素材に、熱可塑性ポリウレタン樹脂であるTPUを採用したレインウェアです。耐水圧は10,000mm、透湿性は10,000gといずれも高く、ストレッチ性も備えているため激しいアクティビティにも適しています。
ジャケットとパンツが分かれた上下セットのため、着脱しやすいでしょう。袖口はベルクロで調整でき、裾にはスナップボタンがあるため水の侵入を防ぎます。
7260 エントラント(R) レインコート
素材に、東レのエントラントを採用したレインウェアです。耐水圧は10,000mm、透湿性は10,000gと、機能面に優れています。長めのコート丈のため、自転車に乗っても濡れにくく、スーツにも合わせやすいでしょう。
また、アウトドアやスポーツなどにも利用できます。本体と同じ色の収納袋が付属しているため、持ち運びにも便利です。コストパフォーマンスにも優れています。
まとめ
最強のレインウェアを探す際には、濡れにくさを表す耐水圧や蒸れにくさを表す透湿性が重要です。基本的には、価格が高いほど性能が高くなります。用途によっては、形状や携帯性、夜間の視認性なども意識しましょう。
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